2007-10-03

「機動戦艦ナデシコ 10年振りの同窓会」(その2) [ anime ]

池田:ここで映像出してもいいですか。

(ZMAPの「FOREVER LOVE」のライヴ映像が流れる。南さんが、あわてて立ち上がって画面をふさぐ)

佐藤:今度のDVD-BOXに収録されてるんですよ。
南 :こんな話、聴いてません。
佐藤:全部入れるってことだから。
南 :全部って?
佐藤:桑島さんのアフレコ現場訪問とか、タバックのロビーで録ったメイキングとか。
南 :びっくりしました。
佐藤:ZMAPというのは、なんで産まれたんですか?
南 :わかりません(会場笑い) マネージャーさんに深夜ラジオできます? って訊かれて、がんばりますって答えたら、仲間にされていました(苦笑)
佐藤:僕も、何度かゲストに呼ばれたんですが、みんな酒を飲みながらやってたので、ラジオってこういう風にやるのかなって?
南 :わたしは飲めないので……。みんな時間が下がるにつれて、何を言ってるのかわからなくなってくる(会場笑い) 生放送だったので、タイムキーパー状態でした。大月さんは、ときどき来ないし。
佐藤:大月さんが始めたはずなのに、なんでこんなのやるんだ、とか言ってましたよ。
南 :映像は見せちゃ駄目ですよ! リハーサルとかやってる時間がなかったんですから。


池田:印象的な台詞ってあります?
桑島:なぜなにナデシコ(笑い)
佐藤:あれは、いっぱいやっているようだけど、実は少ない。

-ここで、桜井弘明監督が、ウクレレを弾きながら登場。
桜井:コーラを頂けますか? アルコールは駄目なので。
佐藤:桜井さんは11話からの参加ですね。エステバリスの色間違い、直しておきましたよ(笑い)
桜井:メカ物は難しいね。僕は『こどものおもちゃ』をやってて、佐藤さんと約束があったので、そちらはお休みして参加しました。SFとか見てなくって、エステバリスとかボソンジャンプとか、グラビティブラストとか……。
桑島:懐かしい〜。
桜井:でもやってるうちに、普通に言えるようになって。
佐藤:オリジナルの名前を考えるのは大変だったね。
桜井:ミスマルなんて書けないよ。
桑島:イネス・フレサンジュさんって、本当にいらしたんですってね。
南 :ファッションモデルだったから、松井さんが演ったんですかね?
佐藤:松井さんで印象的だったのは、劇場版の「甘えた分だけ男になれよ」という台詞をすごく気に入ってくれて。何かあったのかなって(笑い)


池田:アフレコは常に20人以上いましたね。
佐藤:最終回なんて30人以上でしたから。入りきれなかった。
桜井:それで次々と入れ替わって。プロだって思った。
佐藤:ああいうのは、どうやって覚えるんですか?
南 :見て(笑い)
佐藤:ときどき間違えて、ツイスターゲームみたいになってる人もいましたけど(会場笑い)
桜井:『こどちゃ』に央美ちゃん出てたね。
佐藤:当時は、大地さんに伝言頼んだんだ。伝書鳩のように。
桜井:『こどちゃ』ではドラゴンさんという人が絵コンテ書いてました。
池田:それで、プロデューサーに怒られてましたよ。自分の作品はどうした(笑い)


池田:勢いがありましたよね。スタッフもキャストも、わっしょい! という感じで。
桜井:竜雄温度というのがあるんですよ。竜っさんが入ってくるだけで、温度が5度くらい上がった。
南 :あ、そっちの温度ですか。踊るのかと思った(笑い)
佐藤:音頭違いです。そういうのは「暴れん坊」だけで充分ですよ。いや、そういうキャラがいるんですが。「デ・ジ・キャラット」に。
桜井:あれは似せたわけじゃないんだけど、央美ちゃんに見せたら「竜雄だ!」って(会場笑い)
佐藤:眉毛が似てるの?
南 :全部!
佐藤:桑島おいてけぼりだね。ごめんね、馬鹿な話ばかりで。
南 :「バカばっか」ですね(会場笑い)


池田:ゲームのCMも作りました。「セガサターン、しろ!」って央美さんに言ってもらって。
桜井:アニメのアフレコの合間にゲームも収録して、大変だなって思った。よくロビーで、うえだ君が待っててね。「あんな台詞を言う奴はいませんよ!」って(会場笑い)
佐藤:ゲームとアニメの温度差はあったよね。せめて、シナリオの監修はさせてほしいと言ったんだけど……。 (以下、あれこれと裏話)

-女性2人が退場。
桜井:じゃあ、ここからユリカの話を。
佐藤:遅いよ(笑い)
桜井:ユリカの英語スピーチって、すごいと思いましたよ。3話。まだ、自分が一般の視聴者だった頃。
佐藤:北米版のDVDでは、字幕が入ってますけどね。本人に言えば良かったのに。
桜井:照れちゃってね。


池田:今回のDVDは、音はどうなっていますか。
佐藤:効果音はすべてつけ直しました。『ナデシコ』の頃だと、ベース音、普通のノイズって入れられなかったんですよ。コオロギの鳴いているまぬけな音しか。ただ、あまりリアル過ぎないようアニメっぽくしました。最近はハリウッドでダビングする作品が多いんですが、なんでもかんでも、まんべんなく音をつけちゃうと、ゴージャスなんだけどフラットになっちゃう。その辺は『ねこぢる草』で見つけたんですよ(笑い) 違いというのは、5.1chでなくても、普通のステレオでもわかりますよ。


桜井:19話はやたら歌がたくさんあって。ホウメイガールズとか。ユリカも歌うんだけど、下手でね。
佐藤:こっちの思惑とは別にキングさんが用意していた。
桜井:あれが嫌でね。録り直してもらった。
佐藤:桑島さんはエンディングであんなに巧く歌っているのに、どうしてわざわざ下手にするんだ(会場笑い)
桜井:ルリルリはキーが合わなかった。
佐藤:どうしても央美ちゃんの声で歌っちゃうんですよね。
桜井:彼女の音域にあわせて曲を作るべきだったんですけど。
佐藤:そこまで気がまわる人がいなかったんですね。サントラも、1枚目に曲を入れすぎて、それが売れちゃって、2枚目以降どうするんだ? それで歌を新しく作るようになって、けっきょく3枚目も出しちゃった。
桜井:コミック版もあった。
佐藤:ナデシコというタイトルがアニメに使えるかどうかわからなくて待っているうちに、コミック版の方が先に出ちゃった。京都の瀬戸物会社が商標を押さえていたんです。
桜井:ルリルリ茶碗を出してもらえばね(会場笑い)
佐藤:アニメイトからラーメンセットとかマグカップとか出ましたね。ああいうのは、放映中には出なかったんですよ。劇場が決まって企画が通った。
池田:いま、これだけアニメがあると、あんな風にはできませんね。
佐藤:乾電池とかクレジットカードとかあったよ。警視庁の交通安全ポスターは、総務庁の方から使わせて欲しいという話があって、「ニュータイプ」用のイラストにシートベルトを書き足したんです。
池田:あれは誰が決めたんですかね。誰かが「ルリがいい」って言ったわけでしょう(会場笑い)
佐藤:キングさんの方からお願いしますとは言ってないでしょうね。
桜井:ルリまん。ルリ饅頭とか。
佐藤:アニメイトの商品担当の人が、女性だったんだけど、とても『ナデシコ』が好きで、いろんな企画を出してくれたんですよ。会議で「ルリまんで行きましょう!」って、なんかみんな恥ずかしくなっちゃって、うつむいたりしてた(笑い)
桜井:いい話だ(笑い)
佐藤:雑誌も含めて、とても応援してくれました。TVの頃はそうでもなかったんだけどね。『エヴァ』の後だったし、ヒロインがああだったので、女性の編集者には受けが悪かった。それで劇場版のときに、今はアニメスタイルをやっている小黒祐一郎に関係者まわりをしてもらって、編集長と会って、協力をお願いしたんです。

(その3につづく)  





Posted by zeroes at 2007-10-03 | コメント(15) | Trackback(0)




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